自分で配信やアカウントをもっている人は、少し頭をよぎったこともあるかとおもいます、お金で再生数やフォロワー等を買う方法。
SNSであればイイネの数やフォロワー数、Youtubeであれば再生回数やチャンネル登録者数、ブログやホームページであればアクセス数や被リンクについて、ヤフオク等で調べていると販売しているのが分かります。
たった1000円から1万円程度で、簡単に自分の投稿した動画の再生回数やSNSのフォロワーを増やせて嬉しい!こうやって大量に売っている以上利用する人も少なからずいると思います。
だがしかし、このような販売されている上記のものは本当に絶対に買ってはいけません、どれも購入後にリスクがあるのです。数千円だから試しに…と購入すると、自分のアカウントが消えてしまう可能性もあります。
なぜなのか、以下実体験をふまえそれぞれ見ていきましょう。
SNS(Twitter等)のイイネやフォロワー数を買ってはいけない理由
ちょっと検索すると、SNSのフォロワー数やイイネ数、RT数などをすぐに買うことが出来ます。
例にとってTwitterで説明します。
先ほどサクッとヤフオクで検索したところ、Twitterのアカウントは500人で10000円、3000人で50000円という値段設定でした。
ではなぜフォロワー数などを買ってはいけないのでしょうか、理由は以下の2018年に起こったTwitter社の対応です。
We are committed to building trust and encouraging healthy conversation on Twitter.
Follower counts should be meaningful and accurate. We are removing locked accounts from follower counts.
— Twitter (@Twitter) July 11, 2018
要は「不正アカウントはぶっ潰す!」という内容です。この内容の通りTwitter社は不正な偽アカウントを一斉に削除し、話題になりました。
業者がツールを使って大量作成したアカウントがTwitter社によって削除されたことによって、逆にアカウントを購入していた人たちがバレてしまったわけです。
業者が大量作成したアカウントは、フォローやRTをするだけでまともに呟かず、急に同じつぶやきをしてトレンドを操作したりもします。そういったアカウントは逆に見つけやすく、すぐにこのように削除対応されてしまうわけです。
つまりTwitterでフォロワーやイイネ、RTを買ってもそのうちTwitter社から削除されてしまうだけなので、お金の無駄なんです。さらには購入すること自体がTwitterの規約違反なので、自分のアカウントが凍結される可能性もあります。
まさに因果応報、更にお金もどぶに捨てることになっていしまいます。
Twitterだけでなくインスタも同じ対応をとっています。いくら業者が優良なアカウントですとアピールしても、バズってもいないのに急にフォロワーが増えたりした怪しいのは一目瞭然。火の無いところに煙が立ったら怪しいですよね。
そしてWebサービスというのは総じてログをとっていますので、すぐにバレなくても、いずれバレてしまいます。時間の問題なのです。
実際にフォロワーを買ってみるとわかりますが、明らかにツイート数の少ないアカウントや、同じ内容しか発言しないあからさまな怪しいアカウントに大量にフォローされるので、買っておいてあれですが逆に迷惑でした。
Youtubeの再生回数やチャンネル登録者を買ってはいけない理由
同じく今ものすごい勢いでYoutuberが増えているYoutube界隈。
Youtubeでは投稿した動画を収益化するためには、チャンネル登録者数1000人と総再生時間4000時間の条件をクリアしていることが前提となります。
こちらを手っ取り早くクリアしようと、登録者・再生時間を購入する方が多いのです。
これもヤフオクで調べたところ、1000人で8000円程度でした、再生回数も販売していますね。
ではなぜ購入してはいけないのか?なぜらこの上記条件をクリアすると自動的に収益化されるのではなく、審査が入るからです。
条件をクリアしたアカウントは、収益化の審査対象になり審査が行われます。
チャンネル登録者がみんな不自然・再生されるIPアドレスが同一、なぜか特定の日時・時間帯に再生が集中している、アクセス元が全て検索やブログからの紹介ではなく直リンクで来ている等、購入すると、どこかしら不自然なポイントが出ています。
この場合、審査に落ちるのではなく、永遠に審査中になります。要はかけた時間とお金と労力が無駄になるんです。もし審査をクリアした収益化済みのアカウントであれば、購入した場合収益化が剥がされたりアカウントごと消滅する可能性があります。もうリスクが大きすぎてメリットが薄いですね。
またチャンネル登録者を購入すると、道連れ死する可能性があります。業者に大量作成されたbotアカウントが登録しているチャンネルの購入がバレる⇒botがフォローしているチャンネルは全て怪しいので審査される⇒アカウントが死ぬという流れです。
たとえ購入して収益化がうまくいっても、いずれバレる可能性があることずっと引きずっているのは精神衛生上もよくありません。Youtube側も広告料というお金を払っているので、不正なアカウントはいつだって目を見張っていると思います。
いずれバレる購入ダメ、ぜったい。
こちらも実際にチャンネル登録者数を買ってみましたが、Twitterのフォロワー数と同じで怪しいアカウントに大量にチャンネル登録されました。しかも1カ月程度で半分以下に減っていました。
しかも買ったチャンネル登録者が、他にチャンネル登録しているチャンネルもおそらく金で買ったんだぁと推測されます、中には企業アカウントも…企業は特に絶対買ってはダメですね。
ホームページの被リンクやアクセス数を買ってはいけない理由
今度はホームページ編です。
ホームページの場合でも、検索順位を上げるためにアクセス数を買ったり、被リンクを買ったりするサービスが存在します。
お金の力でアクセス数・PVを増やしてドメインパワーを上げて、検索順位を上げて更にPVを増やして広告収入を増やしたい。という流れですね。
独自ドメインのホームページであれば、YoutubeやTwitterと違ってどこかのサービスを利用しているわけではないので、規約も無ければアカウント凍結などもありません。アドセンス規約などはありますが。
ではなぜ購入してはいけないのか?それは意味が殆どないからです。
仮に被リンクを購入するとしましょう。有名でドメイン力のあるホームページからの被リンクをもらいます。しかしいくら大手サイトなどに自分のサイトの被リンクをつけても、そこからリンクをたどって流入する人がいなければドメインパワーにはなんら意味がありません。
いくらスクランブル交差点に広告を出しても、結局自分のホームページに魅力が無ければひやかしが一時的に増加しただけで、直帰率や滞在時間は悪くなり、サイトの評価を逆に下げてしまう原因にもなりかねません。
発信することは必要ですが、本当に面白い・価値のある内容であれば、そういった購入サービスを使わなくても自然と広がっていくものです。
もし仮に業者からアクセス数を買ったとしても、同一IPや海外からのアクセス、分散IPでも検索流入ではなく直リンクからのアクセスになるのでGoogleからは評価されません。
結局は購入することで自分のサイトに悪影響を及ぼし、さらに投資したお金も無駄になってしまいます。
まだお金を払って外注記事を書いてもらう方が生産性がありますね。
どのWebサービスでも近道はないのです。特に購入して水増しする系には必ずリスク・落とし穴が存在するので手を出さないようにしましょう。
買うぐらいなら、美味しいごはんを買ったりしたほうがいいですね。