Youtube界隈で、急に有名Youtuberが「のむシリカ」を宣伝し始め、しかもそのPRしてるメンバーについて逆効果なのではと話題になっています。
そのメンバーを紹介しましょう。
「飲むシリカ」のシリカとは、シリカゲル等で有名なシリカのことであり、言い換えると二酸化ケイ素です。
それが体にいい…のか?
薬剤師さんの「飲むシリカ」に対する個人的見解があったので載せますと
医療に携わる者からすれば、シリカ水がなぜ消費者の心を掴むのか不思議である。
シリカ水のシリカは「シリカゲル」のシリカと同じであり、その正体は二酸化ケイ素、化学式は「SiO2」で表されるシリコン化合物である。
シリカには結晶質と非晶質があり、食品添加物や顔料、健康食品、飲料水として使用されているシリカは非晶質である。日本の水はシリカが多い特徴があり、火山系のある地域の水源ほど高い傾向にあり、地域によって濃度に差はあるものの、水道水にもシリカが含まれる。
過去の研究において、結晶質シリカには毒性があることが報告されているが、非晶質シリカには毒性が報告されておらず、水道水ではシリカの基準が設けられていない。シリカは多くの食品にも含まれ、玄米や小麦、じゃが芋やゴボウなどの根菜などに多く含まれるほか、海藻や乳製品にも含まれる。
我々は、意識せずとも日々の食事からシリカを摂取しており、あえてシリカ水を飲む必要があるのかは不明だ。
シリカ水を販売する業者のHPなどでは、「1日に必須なシリカ量は10~40㎎」などと謳っているが、実際にはそういった基準は定められていない。シリカ水を販売する業者は、その健康効果について「体を構成している成分」「骨や関節の健康維持」「美容に良い」などとSNSなどで広く発信しているが、エビデンスは弱い。
予防医療研究協会理事長で麹町皮ふ科形成外科クリニック院長の苅部淳医師は、次のように話す。
「『ケイ素は体の中でつくることができないから摂取しよう』と言われますが、実際のところ、シリカをどのぐらいの量を摂れば美容によいかという研究や論文は、ほぼありません」
水素水よりはマシだとは思いますが。。何でもないものをすごいものとして売り出す方法としては素晴らしいですが、どうも過大というか…
Twitterでも調べると同じPR文章を呟いているアカウントが複数みつかるし…
のむシリカってそんなにすごいんですか。ファミマの水(霧島)にもシリカ入ってる。1Lあたり69mg。
※これってあんまり知られてなかったりする?シリカ入りってうたってるわけではないみたい。
のむシリカは97mg。ってかシリカってなんだよ。 pic.twitter.com/7YoFf6wWVe— 🤼♂️🤼♂️ (@DREAMnob) September 19, 2021