タクシー料金は走行距離分だけでは無い!料金計算の仕組みとは?
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タクシーの運賃って初乗り料金+走行距離に応じた金額だと思っていませんか?

実はタクシーの運賃計算、上記2つの料金と、それ以外の料金が含まれていたんです

今回はタクシーの運賃計算について調べてみます

目次

タクシー料金の仕組みとは

以下東京23区のタクシー料金を元に説明します。まず先に結論から言いますと、タクシーの料金には

初乗り料金+走行距離による加算運賃+時間距離併用制運賃

の3種類の料金の合算がタクシーの料金になっています

この3種類の料金について、それぞれ1つずつ説明していきます

初乗り料金

東京23区での初乗り料金とは、タクシーに乗ってから走行距離1052mまでの料金の事を指します

初乗り料金を言い換えると、タクシーに乗ったら最低限払わなければいけない金額、となります

東京では2019年の時点で初乗り料金は410円となっています。2017年までは2kmで730円となっていましたが、タクシー会社などの要望により、国土交通省が価格を引き下げたことにより1052mで410円という価格になりました

物価高騰や不景気によるタクシー需要の低下の対策のため、タクシーのいわゆる「ちょい乗り」を増やして利用促進を図るためです

初乗り料金はタクシーの外観にも大体書いてある内容なので、知らない人は少ないでしょう

走行距離による加算運賃

こちらが一番気になる方が多い料金ではないでしょうか

文字通り、初乗り運賃までの走行距離を超えてからの、タクシーが走った分だけ加算される料金のことです。

タクシーが走っていると、運賃メーターがどんどん上がっていく様は誰でも見るはずです

東京23区では、初乗り距離を超えた場合、以後237mごとに80円という料金になっています

細かく計算すると、1mで0.3円、1kmで337円という計算ですね。加算は80円ごとですが

更に細かく言いますと、初乗り運賃距離を超えた瞬間に80円加算されるのではなく、初乗り運賃距離+237mを超えた瞬間に80円が加算されます、ちょっとお得な気分

時間距離併用制運賃

こちらが意外と知られていない運賃です。

時間距離併用制運賃とは、高速道路を除いて「タクシーの時速が10kmを切った際に、距離ではなく時間で加算する料金」です。

短い距離の移動なのに、渋滞などで移動に時間がかかってしまった際、タクシー運転手は貰える料金は少ないのに時間だけは消費されて損をするだけですね、それを防ぐための運賃となっています。

なのでタクシーに乗っている際、信号待ちや渋滞によるノロノロ運転になってしまった場合、走行距離ではなく時間制で運賃が加算されていくわけです

東京23区での時間距離併用制運賃は「1分30秒ごとに80円」となっています。仮に信号で1分30秒車が停止していた場合に80円が加算されます

車は止まっているのにメーターが増えてる!イカサマしてる!と思う方もいるかもしれませんが、これは時間距離併用運賃による加算なのでイカサマではありません

ちなみにこの時間でかかる運賃、高速道路に乗った際は適用されません。タクシーで高速道路に乗る際に運転手が何かボタンを押しているのを見たことはないでしょうか、これは一般道から高速に乗ったので、運賃システムを切り替えているのです

このシステムにより、走行距離ではなく時間によって運賃が加算されるので、道路の交通状況によっては渋滞している一般道よりも高速道路を使用した方が料金が安上がりになる場合があります、見極めるのは非常に難しいですがね

以上タクシーの料金についてまとめました、頑張れ日本のタクシー運転手さん

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