日本中の子供がだれしも一度は通る道の「アンパンマン」の作中に出てくるアンパンマン号。
アンパンマンがピンチの際に発進し、基本は車のように4輪で移動をし、中ではパンを焼く設備があり、更に海へもぐったり空を飛んだりと多機能で高性能です。
タイヤは4つあるので、かろうじて車ではあるものの、現実に公道を走れる車としては色々と足りません。
誰もが夢見る自作アンパンマン号、現実で実際にアンパンマン号を自作した人も過去には存在します。
過去に公道チャレンジした自作アンパンマン号達
まるで4コマ漫画のようですが、実際に公道を走って検挙、回収されているシーンです。
完全自作のアンパンマン号でしょうか、タイヤや排気筒もこだわっています。
ただ、前も良く見えないし後ろは全く見えないし、サイドミラー無いしワイパーないし色々とたりません。
これでは車としての性能は足りず、公道は走れないし、走っても危険で運転は難しいでしょう。
アンパンマン号はクソコラですよ(注意) pic.twitter.com/YtDxGoEmc4
— KILIN_トム素☆ヤリ素ドノーマル (@kilin_rc) February 16, 2017
まぁこちらはCGなんですが…(大嘘)
こちらが実際確認できた、初めて地上波で動画になった駅伝に便乗して走っているアンパンマン号です。
やばい、鈴木、西山の激走よりもアンパンマン号に目がいってしまうw#箱根駅伝#六郷のアンパンマン号 pic.twitter.com/1htlObn3yH
— zawaちゃんねる (@30Zawa) January 2, 2018
実際に動画で行動を走っているアンパンマン号。全体的な色味を変えて、フロント部分のみアンパンマン号っぽくカスタムされています。
しかしこの後残念ながら整備不良で捕まったそうです。整備不良の理由としては、前面にナンバープレートがないことが要因としてあげられます。
こちらは既存の車をアンパンマン号っぽく改造しているようなので、見た目のクオリティは下がりますが安全性は上がります。
ではいったいどうしたらアンパンマン号は公道を走れるのでしょうか。
アンパンマン号が公道を走る条件
まず日本で自作したアンパンマン号を公道で走らせる場合、国土交通省がやっている型式認定というものを受ける必要があります。適当に車っぽい物を作っただけでは公道は走れないのです。
要は国の基準のテストを受けて初めて行動を走れます。この時点で個人はほぼ無理となります。
なぜなら認定を受けるための高額費用がまずかかり、図面や品質管理、その他諸々個人ではとうてい用意の出来ない書類等が必要となります。必要書類などはこちら
メーカーはこの試験を通り、同じ型の車を量産化することで販売していますが、個人で自作した車をこのテストで通すことは恐ろしく費用対効果も悪く、趣味の範囲だとしても壁が高いものとなっています。
ではアンパンマン号を公道で走らせるにはどうしたら・・・そう、既存の車をアンパンマン号っぽくするのです。
既存の車をアンパンマン号にカスタムする
既存の車であれば、もちろん日本の公道は走れます。
ということは、既存の車をそのままに見た目だけをアンパンマン号に変えてしまえばいいのです。そう、先ほどの駅伝で後ろを走っていたアンパンマン号のように。
しかしこちらも縛りは存在します。
まず車検に通らないような車はもちろん行動では走れませんし整備不良で捕まります、そしてやりすぎると不正改造で捕まってしまいます。
アンパンマン号をリアルに再現しようとすればするほど不正改造となってしまうジレンマは回避できないでしょう。
駅伝で後ろを走っていたアンパンマン号程度のクオリティが限界なのかもしれません。