なぜ山火事は起こるのか
スポンサーリンク

 

現在アメリカでは山火事が大きな問題となっています

多発的な山火事が発生し、消防士が12000人体制で消火にあたっているとか

目次

米カリフォルニアの山火事、さらに拡大 子ども含む6人が死亡 BBC

カルフォルニア州の火事

2018年の7/29時点でカルフォルニア州ではこれだけの山火事が起こっています

黒いAがすでに鎮火されている山火事、赤いAが現在も炎上中の山火事です

一度に20箇所前後も山火事が発生しているという状態です、日本では考えられませんね

ではなぜそもそも山火事が起こるのでしょうか

 

山火事の起こる原因

調べてみたところ、原因は大きく分けて2つあることがわかりました、その2つをご紹介しますと

人為的な原因で起こる火災

その名の通り、人間が働きかけることによって起こる火事、いうなれば火災です

その原因としては

・焚火・焼き畑農業等の火の不始末
・タバコの不始末や放火
・機械による引火

等が挙げられます。

風が強い日は燃え広がり易くなるので一度燃え広がると消火は大変そうですね

 

自然発生的に起こる火事

文字通り人の手はなく勝手に発生する火事です、原因としては

・落雷や火山活動による発火
・枯れ葉同士の擦り合う摩擦による発火

が挙げられます。落雷や火山活動はわかるとして、枯れ葉同士の摩擦で発火するもんなのですかね

なぜカルフォルニアはこんなに山火事が多いのか

一体なぜこんなにも山火事が発生しているのでしょうか

原因の一つに、「湿度」が挙げられます

日本の湿度は夏で約75%前後です。ムシムシした感じの日が多いですよね

それに比べ、カルフォルニアの夏の湿度は10%前後です、本当にカラッカラですね

日本の乾燥した冬でも40%前後です、これはもう日本であれば乾燥注意報が出まくりな湿度です、ちなみに日本では湿度25%以下から乾燥注意報が発令されます

乾燥していると、もちろん木に火が付きやすいですし、静電気も発生しやすくなります

発火の原因は置いておいても、木が燃え易くなっているので延焼し易いということになります

でも結局火をつけているのはほとんど人間だった

「Proceedings of the National Academy of Sciences」というサイトに掲載されている論文に

「1992年から2012年に発生した米国での山火事は84%が人間が引き起こしたもの」

という内容があります

Human-started wildfires expand the fire niche across the United States

人間が火をつけた理由としては

・ゴミの焼却・・・29%
・故意的な放火・・・21%
・機械の使用・・・11%
・キャンプファイヤー・・・5%
・子供の火遊び・・・5%
・etc・・・29%

となっています。人間が気を付けていれば山火事は今の16%まで抑えられたということになります

カラッカラな湿度なので、一度火が付けばそれはもう止めどないぐらい延焼してしまいます

山に行く際はくれぐれも火の扱いには注意しましょう

スポンサーリンク
おすすめの記事