毎年1回1月に開催される、毎年約50万人が受ける大学入学共通テスト(旧:センター試験)
人生を決めてしまうかもしれない大事なテストですが、こういった大事な試験にもかかわらず残念ながら不正行為をしてしまう方が一定数います。
中には故意に不正行為をする人や、不正行為と知らなかったパターン、または試験官の指示に従わなかったパターン等があります。
共通テストでの不正行為が見つかった場合、その人は全教科・科目の成績が無効となります。
一体どんな不正行為が過去にあったのが、年度別にみていきましょう。
目次
2006年~2015年まで
こちら10年間では以下の不正行為により67人が受験全科目無効となりました
・替え玉受験 2件
・解答終了合図後の記入 30件
・定規の使用 13件
・カンニングペーパーの所持・使用 8件
2016年(受験者数53万6,828人)
・カンニングペーパー使用 2件
・試験時間中の問題冊子室外持ち出し 1件
・試験終了後の消しゴム使用 1件
・定規使用 2件
・スマートフォン使用 1件
2017年(受験者数54万7,892人)
・試験監督の指示(受験票を机の上に置くこと)に従わなかった 1件
・試験終了後のマークシートの修正 2件
・定規の使用 2件
・スマートフォンの使用 1件
・電卓の使用 6件
2018年(受験者数55万4,212人)
・解答開始前に問題冊子を開き、リスニング機器を装着・操作 1件
・試験終了後のマークシートの修正 2件
・分度器の使用 1件
2019年(受験者数57万6,830人)
・試験終了後のマークシートの修正 1件
・定規の使用 1件
・スマートフォンの使用 2件
2020年(受験者数52万7,072人)
・スマートフォンの使用 1件
2021年(受験者数48万4,114人)
・カンニングペーパー使用 1件
・試験終了後のマークシートの修正 1件
・定規の使用 1件
・マスク着用違反 1件
2022年(48万8,384人)
・試験開始前に、リスニング機器を操作 1件
・他者の解答を覗き見 1件
・1度注意したのにも関わらず、再度覗き見を行っていたため不正行為となった。
・スマートフォンの使用 2件
・うち1件は、成績が伸び悩んでいた19歳の女子大学生が、別の大学に入り直すため に受験した大学入学共通テストで、カンニングするためスマートフォンを上着の袖に隠して問題を撮影し、家庭教師サイトで画像を送信し解答を依頼した疑い
2023年(受験者数47万4,051人)
・電卓の使用 6件
・定規の使用 2件
・試験終了後のマークシートの修正 2件
・スマートフォンの使用 1件
・試験監督などの指示(受験票を机の上に置くこと)に従わなかった」 1件
2024年(志願数49万1,914人)
・解答終了合図後の記入 1件
・定規の使用 1件
・カンニングペーパーの使用 2件