2000円札は一体どこへ消えたのか、新紙幣の2000円札はどうなる?
スポンサーリンク

 

2019年4月13日に政府から新紙幣が発表され、各所で話題となっています

2024年度に刷新される紙幣達。1万円札の福沢諭吉が渋沢栄一って人に変わるんだ~、渋沢栄一って人は何かの偉人なのかね~ネットで功績とかを調べてみようかなと思っていたその刹那、頭の片隅にあった思い出から1つの疑問が脳裏を横切ります

「あれ、そういえばちょっと前に2000円札って無かったっけ…?」

10年前ぐらいに2000円札というのが生まれて、最初は財布に入っていた時期もあったけど最近では全く見ない2000円札

2000円札ってもう廃止になったのかな?それとも記念お札的なやつだったっけ?

というかよく見ると新紙幣発表の中に2000円札が無いぞ?やっぱり2000円札って無くなってしまったのか?

等々、数珠つなぎに色々と2000円札にまつわる疑問が出てきたので調べてみます

なぜ2000円札を最近見ないのか

二千円札

表には守礼門という沖縄の首里城の門、裏には源氏物語で有名な紫式部が印刷されている2000円札、本当全然見たことないので何が印刷されているか忘れていました

2000円札が発行された年は2000年。

その年に開催された沖縄サミットの記念として発表され、2000年に2000円札が発行されるというギャグみたいな感じで出現したこの2000円札

調べてみますと発行から三年後の2003年には既に製造が止まっており、その間に刷った大量の2000円札は今も日本銀行の金庫に眠っているそうです

なぜ一般に流通しなかったのか、それは以下2点の代表的な理由があるようです

・当時ATMや自動販売機など機械で紙幣を読み取るタイプが軒並み対応していなく、使い勝手が悪かった

・日本のお金は今まで1か5の単位での切り分けしかないので、馴染みが無く浸透しなかった
(1円,5円,10円,50円,100円,500円,1000円,5000円,10000円)

今やATMや自動販売機などで2000円は対応されているようですが、やはり「2」という単位は日本人には馴染みが無いので使い辛いですよね。海外では結構あるようなのですが、ここらへんはお国の文化が関わっているようです

2000円札はどこで手に入れられる?

見ないからといって無くなったわけではありません

現在市場に流通している2000円札の9割以上は沖縄に集まっています。

沖縄がメインの紙幣ですから、沖縄内の2000円札の流通量はとても多く、沖縄内で買い物をしたり沖縄内の銀行ATMでは2000円が普通に流通しているので容易に入手することが出来ます。

また沖縄近辺(鹿児島や屋久島・種子島等)も沖縄から渡ってくる人が多いのでそこそこ流通しているようです

沖縄以外で2000円札を入手する方法は

・おつりで貰うのをずっと待つ
・銀行で両替してもらう
・持ってる人から買う・貰う

ぐらいです。銀行で両替してもらう手段が一番手っ取り早いですが、在庫が無い場合は交換してくれません

おつりで貰うという手段ですが、これはほぼ不可能です

なぜかというと、もしレジに2000円札があったとしても店員は2000円札をおつりで渡さないからです。使いずらい・2000円札を知らない人もいることからおつりで2000円札を渡すとクレームが来る可能性があるからですね

昔ドラックストアでアルバイトをしていましたが、そういった教育がされていたのを覚えています。ちなみに2年間働いて2000円札は1度しか見たことは無かったです

なぜ新紙幣の中に2000円札が無いのか

新しい紙幣達
(写真=時事通信フォト)

軽くおさらいしておきますと、新紙幣での肖像の変更は以下の通りとなっています

■10000円札
福沢諭吉 ⇒ 渋沢栄一

■5000円札
樋口一葉 ⇒ 津田梅子

■1000円札
野口英世 ⇒ 北里柴三郎

画像を見ても分かるように2000円札が入っていません。一体なぜ2000円札は刷新されなかったのでしょうか、その理由とは

「すでに製造が中止されており、使用頻度も多くないということから今回の刷新は見送られました」(前出・財務省担当者)

そう言われるとそうですが、もう国は2000円札を流通させる気は無いのでしょうか

使い辛いし滅多に見ない2000円札、今の中学生ぐらいから下の世代は存在すら知らないのではないでしょうか

ただでさえ肩身の狭い2000円札、いつか日の目を浴びることはあるのでしょうか

スポンサーリンク
おすすめの記事