今や日本でネットを使う人であればほぼ全員がみたことがあるであろうYoutube。
YoutubeはGoogleが運営しているサービスの一つであり、今一体いくつの動画があって、それらがどれくらいの容量を使っているのかは未発表となっています。
いろんな会社のサーバー一覧 pic.twitter.com/gYXV3S4hOl
— KomiyaJapan (@Komiya_Gadgets) May 12, 2020
世界中の人が利用・アップロードしてるYoutubeは、はたして一体どれくらいのストレージ容量をもっているのか気になりますよね。想像もつきません。なので分かっている情報だけでざっくり算出してみましょう。
Youtubeの総動画数・容量はいったいいくつなのか?
Youtubeでは、ユーザーが投稿できる動画は1本あたり128GB・又は12時間という条件はありますが、動画の投稿数に制限はなく、無料のアカウントで無制限に投稿できるという太っ腹なサービスです。
Youtubeからは公式としてこんなコメントが出ています。
- 毎月 10 億人以上のユニーク ユーザーが YouTube にアクセスしています
- 毎月 60 億時間以上の動画が YouTube で視聴されています。これは、地球上のすべての人が毎月約 1 時間視聴している計算になります
- 1 分あたり約 100 時間分の動画が YouTube にアップロードされています
1分当たりに100時間の動画…すごいスピードです。この内容から逆算してみますと
Youtubeでの高画質(720p)動画の場合、動画のサイズ容量は1GBでだいたい約90分になりますので
1分でだいたい66GB分アップロードされている計算。さらに1時間では4000GB・4TB(テラバイト)アップロードされ、24時間(1日)で96TBアップロードされている計算になります。ひええ
1日で家電量販店に売っているHDD全部買い占めたぐらいの容量を消費しているYoutubeのサーバー。一体どれくらいの容量をもっているのでしょうか。さらに気になりますね。
ネット上を色々と調べてみるとわかるのは、2016年時点でYoutubeに投稿されている動画数は約8億3000万~21億5000万だということ。
以上の条件から、動画1つを平均10分と仮定して単純に計算しますと
1分で100時間…1分で10分間の動画が600個
1時間で36,000個の動画
1日で864,000個の動画が増えている計算なので、そのペースで増え続けたとして
現在2020年なので、約4年経過しているので864,000×365×4で1,261,440,000個 だいたい12億個の動画が増えているはずなので、現在は20億~30億ぐらいの動画があると推察されます。利用者数は年々増加していると思いますので、正直それ以上だとは思いますが。
ちなみに99%の動画はほとんどの人の目にも止まらないそう。まぁそういうものですよね。
仮に30億個の10分の高画質動画(720p)が今Youtube上にアップロードされているとすると、10分での動画サイズが約110MBなので、110MBが30億個あるとしてだいたい330,000TB。
動画サイズの単位としては、
B<KB<MB<GB<TB<PB<EB(エクサバイト)<ZB(ゼタバイト)<YB(ヨタバイト
なので、最低限約330PBはあるというわけですね。ペタまで行くともうイメージもつかないし、怖いのはそのうちエクサ・ゼタバイトまで行ってしまいそうだということです。あくまで知っている情報からの単純計算なので、予想は1000PB以上あるんじゃないかなぁと。
現在HDDの最大容量は16TB。仮にすべてこれだとしてもHDDが20625個必要です。えっ?
Googleのサーバーの容量は?
先述しました通り、YoutubeはGoogleのサービスの1つです。
そのGoogleは全国にデータセンターを何個も持っており、その中でGoogleのサービスの供給を行っています。
現在GoogleのHPによりますと、Googleのデータセンターは全国で16か所存在します。
データセンターの中の様子はYoutubeの動画、GIGAZINE様が紹介していましたので、興味のある方はどうぞ。
出典の無いネット情報だけで見ると、1つのデータセンターにつき、ざっくり0.7ZB(ゼタバイト)の容量を持っているとの情報です。
0.7ZBというのは、700EB(エクサバイト)、更に単位を下げると700,000PB(ペタバイト)になります。
それが世界に16拠点もあるので、約11.2ZBの容量を確保しているという計算になります。データセンターの規模や内容にもよりますが。
Youtubeのアップロード動画なんて余裕で1つのデータセンター内で賄える容量ですね。
16TBのHDDで換算すると約4375万個ほど必要となる計算になります。えっ本当に?計算ミス?
もちろんGoogleではYoutube以外にも、GoogleメールやGoogleマップ、その他クラウドストレージやスマホの画像等を保存できるGoogleドライブ等の様々なサービスを展開していますので、サービスによってはYoutube以上の容量を確保しなければなりません。
ちなにみ国産の動画配信サイト「ニコニコ動画」のデータセンター容量は2010年時点で1PB
使用している総データ量は140TB、動画数は4,100,000で平均25MB。
10年前の話なので、現在では倍以上のデータ量とは思いますが、Googleの足元にも及ばないサイズです。
ちなみにYoutubeでは今流行の4Kでアップロードが可能ですが、4Kの動画は1分で約1GB程度のサイズになります。
今のYoutubeでの高画質(720p)動画の場合1GBで約90分、4Kだと90分で90GB。約90倍の違いがあります。
年々4K対応のカメラは増えていきますので、4Kの動画もどんどん増えていくでしょう。
ユーザーもどんどん増えていき動画の画質が上がることによる1本あたりのアップロード容量も増えていく中でのGoogleのデータセンターの発展にも注目です。