ポータブルバッテリーと太陽光発電で黒字化できるのか計算してみる
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不安定な情勢の中、どんどんインフレーションが起きている現在。

電気代も例にはもれず、私の体感では去年比で約1.4倍程度の電気代となっています。

どんどんと上がりゆく電気代、そこで目が行くのが、「太陽光発電」です。太陽に当てるだけで電気を発電でき、電気代を賄える・売電として電気を売ることが出来るなど、現代の高い電気代を鑑みると素晴らしい節約ではないでしょうか。

私も太陽光で発電して電気代を節約したい!けどマンションだしそんなことはできない・一軒家だけど太陽光は高いし設置が難しい…。

ここまで考える人も多いはず。そして次に考えるのは

「ベランダだけでも、ソラーパネルを置いて発電はできるのでは?」

ということ。たしかに日が当たればマンションでも太陽光発電ができます、しかし問題となるのは、その電気を蓄えるバッテリー。日が当たってる時だけ使うといっても、それなりに工事が必要です。日中は太陽光で発電し、その電気をバッテリーに充電しといて、それを使うことで電気代を節約したい…!と思ったのが私でした。

そこまで思考を巡らせた結果辿り着くのは、「それって元がとれるのか?お得なのか?」ということです。ソーラーパネルや蓄電池はそれなりに値段がします。それを回収でき、さらに利益を生むことが出来るかどうかは謎な部分が多いです。

というわけで、今回は自分の備忘録・考察として、「ソーラーパネル・バッテリーを購入してベランダで発電・蓄電して使用した場合、元が取れるか、それ以上にお得にできるか」を何も知らない素人がざっくり計算してみたいと思います。

太陽光発電・蓄電に必要な買うもの

買うものはシンプルに2つです。ソーラーパネルと蓄電池。

ソーラーパネルにも大きさや出力違いなどでいろいろとありますが、それなりに品質がいいものを探しましょう。

まずはこれ。ソーラーパネル。探してみると思ったより安い。なので、1万を切るものは逆に怪しいので除外。かつ自立が可能、または四隅に穴があるものがよいと考えました。(物干し竿から掛けれそう)

リンクの品は23,000円で、大きさは畳半分ぐらい。15年は使えるそう。最大電力は100W

 

次に、発電した電力を蓄えるバッテリー。こちらは9万円の品で、1997Wh。

2000w出力ができるので、ドライヤーやハロゲンヒーター等の電気を食いそうなやつも含め家の大体の電化製品に対応できます。コンセントは基本1500wですし。

さて、とりあえず脳死してこちらを買うと、合計で約12万円。通常の家庭の電気代であれば1年分ぐらいの電気代でしょうか。

こちらを今の電気代換算すると、元は取れるのでしょうか。素人がざっくり計算してみましょう。

電気代の元をとれるのか算出

ここからはあまり知識のない素人がググりながらざっくり計算していきます。間違っていたらご指摘ください。

まず先述のポータブルバッテリーの容量は1997Wh。これは約2000Wを1時間供給できるという意味です。

スマホで大体10Wぐらい。それを大体1・2時間ぐらいで充電しているので、スマホであれば何台でも何回でもいけそうです。ただし冬の時期などに使う私のセラミックヒーターは使用電力が1200w。つまり90分ぐらい使うと切れてしまうぐらいの容量です。

まぁメインというよりサブの節電としての目的と使うので、それぐらいでいいかなぁとは思いますが、がっつり蓄電したいというのであれば、もっと高くて容量が大きいバッテリーが必要ですね。

そしてプランや電力会社にもよりますが、ググると出るのは「1kWhあたりの電気代の平均は27円(税込)」

バッテリー容量は1997Whなので、約2kWh。つまり54円分の電気代ということになります。

さて出費が約12万円だとすると、こちら元を取るためには単純に割り算で2222回フル充電させて使えばいいということになります。

仮に毎日フル充電して使用できたとしても、2222回÷365日で約6年かかるということになります。

天気次第で毎日フル充電・使用できるとは限らない(というか毎日は無理)・使用するたびにバッテリーが劣化していき最大容量も減る・ソーラーパネルの劣化による蓄電量の低下も考えると、10年以上はかかるでしょうか。

ソーラーパネルは最大100W発電なので、これ1つだとマックス発電できてもフル充電まで20時間かかります。パネルをもう1つ買って2つ並列でも10時間。そこから考えても上記商品での毎日のフル充電は無理そう。しかも現実の発電量は、最大100Wの中でよくても70W程度だそうな。。

ポケモンのソーラービームって、結構充電するんだろうなぁ…。

費用・回収面で考えると。どんどん分が悪くなっていくのを感じます。使えなくなった時の廃棄代、バッテリーを管理する手間、故障などのリスク、いろいろと分が悪い事象が多々考えられます。

費用を回収する方法やそのほかのメリットを考える

上記のざっくり計算から、とても初期費用を回収できる算段は難しいことがわかりました。

・安価で大型のパネルを仕入れる
・より容量のあるバッテリーを安価に仕入れる
・今後より電気料金が値上がりしていく

ということが出来れば、上記計算方よりも早く10年以内の回収・黒字化も不可能ではないでしょうが、はやり天候に左右されることからも難しいでしょう。

 

しかし導入をあきらめたわけではありません。その他のメリットとして

・太陽光発電して自前の電気で賄うというロマンがある
・節約しているという楽しさがある(趣味の1つ)
・災害や停電時、車での外出時に役に立つ
・電気の大切さを学べる

ということから、やってみる価値もあるんじゃないかと思います。個人で15万ぐらいで用意はできるので、趣味として考えるならエコで経済的なんじゃないかと。お小遣いの範囲でやれば奥さんもにっこりですよ。

というわけで、ソーラーパネルの発電量と、バッテリーの最大容量から、おおよその目安は各個人で算出することが出来ると思いますので、どうぞご検討ください。

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