ふと、からしって一体何で出来ているんだろう?と気になりました
あんなに黄色くて辛いものなんて自然界にあったでしょうか、もしかしてマヨネーズのように何かと何かを混ぜて作ったもの?
使ってみるとワサビよりも繊維質が少なく、ヨーグルトのような綺麗なペースト状、こんなもの自然界にあったかな…
考えれば考えるほど元が何なのか気になったので調べてみることにしました
目次
からしの原料は花の種だった
結果から言いますと、からしの原料は、アブラナ科に属する「からし菜」の種子(オリエンタルマスタードシード)から作られているようです
からし菜の種の油を絞った後に細かく砕いて撹拌し、乾燥させたものが「粉からし(からし粉)」
この粉からしに水を加えて練ったものが「練りからし」だそうです
一般的な練りからしはそれをチューブに入れたもので、からしは水分を加えて練ると、酵素の働きで辛み成分が生成されて、辛くなる作用があるみたいです
しかし、からしの辛味成分は揮発しやすいものなので、市販のチューブ入り練りがらしには、食塩や食酢、植物油などで辛味成分を逃がさないようにする工夫がされています。
結局からしは花の種を乾燥させたものを水で戻したものだったのですね。カカオを砕いてチョコを作るのと似ている手法です
マスタードもからしの親戚だった
からしと似ていますが、からしよりは辛さが控えめなマスタード、主にソーセージやホットドック食べる際につけるやつですね。
マスタードの原料は「からし菜」の種子(イエローマスタードシード)です
日本のからしと同じで、種子を使っているのですが、その種子の種類が違うということですね
製法も少し異なっていて、種子から練り上げる際に水や酢、糖類や小麦粉などを加えるというのが大きな違いです。純粋なカラシだけでなく様々な調味料が入っているのですね
よく粒マスタードも目にしますが、粒マスタードの粒は練り上げる際に種子をあえて少し残しておいた粒のようです
結局からしとマスタードの違いは?
違いを列記していきます
原料
からし:オリエンタルマスタードシード
マスタード:イエローマスタードシード
製法
からし:オリエンタルマスタードシードを粉末にし、水や湯で練る
マスタード:イエローマスタードシードを粉末にし、水や酢・糖類や小麦粉などを加えて練る
どっちが辛い?
からし:アリルイソチオシアネート(アリル芥子油)という辛味成分が、からし特有のツーンとする刺激があるので辛い
マスタード:ベンジル辛子油というのが辛味成分。からしのアリル芥子油より揮発性が低く、辛味もマイルド
まとめ
以上からしとマスタードの原料や違いについて色々と調べてみました。
私の中ではからしは純粋に辛味を追い求めたもので、マスタードは料理にうまく溶け込むような辛さに調整してあるものという認識になりました
原料のからし菜の種子がどんだけ辛いのか食べてみたいですね
毎年7月15日はからしの日らしいので、今までからしを付けて食べなかったものにも試しにつけて見れば新しい扉が開けるかも?
おはようございます。
本日は #からしの日 です。
代表的な香辛料である #からし の認知度をさらに高め、その豊かな活用方法を広めるのが目的の記念日らしいです♪
菜の花の一種である、からし菜の種が原料なのだそうですよ☆今日も1日、頑張ってまいりましょう♪ pic.twitter.com/StdT7AHQcQ
— BIC SIM【公式】 (@bicsim_official) 2018年7月16日
からしの製法を説明している動画を見たかったので探したのですが、中々見つからず個人的にマスタードを作っている動画は見つかったので紹介します