「コンピューターおばあちゃん」という歌をご存じでしょうか。
コンピューターおばあちゃん
昭和生まれで小学校に通っていた方なら、お昼の給食時に流れまくってたはずw
今でもたまに、頭の中で流れる(笑) pic.twitter.com/KtHvwspUq3— 朝風⑤①🌠 (@Limited_Asakaze) May 27, 2020
主にこの曲を知っている人・聞いたことがある人というのは、そのほとんどが義務教育の小学生時代だと思います。
小学校の給食の時間、お昼の放送でのBGMとして流れたり、掃除の時間やその他BGMが流れる時間等に流れていたのではないでしょうか。私自身は小学生のお昼の時間によく流れていた記憶があります。聞いたことある人は昭和中後期~平成前期の人が多いのでは?
小学校の頃お昼の放送でなぜかコンピューターおばあちゃんが毎日流れてた時期があったな
たぶん先生誰かの趣味だとは思うけど— ワカグチ (@Wakaguchi_1z) June 24, 2020
「どんな感じの曲だっけ?」「タイトルだけ覚えている」「全く知らないし聞いたこともない」という方向けの動画はこちら↓
聞いたことはあっても、上記YoutubeのようなPV付きで見たことある人は少ないかもしれません。
この楽曲情報をwikiで見てみますと
「コンピューターおばあちゃん」は、日本の歌。作詞・作曲は伊藤良一。明治生まれという高齢でありながら、かくしゃくとして博学、さらに英語にも堪能な自慢のおばあちゃんへの、孫の敬愛といたわりを歌い上げた楽曲。コンピューターという題材から、作曲当時流行していたテクノポップ的な曲調が特徴。NHKの番組『みんなのうた』の人気曲で繰り返し再放送されている。CD・DVD化もされており、カバーも多い。
1981年の曲ということで、約40年もの月日が経過しています。思ってたよりも大分歴史のある曲ですね。1981年に小学生だった人は現在50歳ぐらいになるので、そこらへんの年齢層までは聞いたことがある人がいるかもしれません。
40年たった今でも色褪せず、POLYSICSやperfumeにカバーされる等、話題に事欠かないコンピューターおばあちゃん。
一体なぜあんなにも全国的に学校の放送で流されていたのでしょうか?推測してみます。
理由その1 NHKだから
Wikiにもあるとおり、コンピューターおばあちゃんの曲はNHKの「みんなのうた」で流れていた楽曲であり、NHKみんなのうた大全集というレコードアルバムから発売されています。
学校全体でBGMを流すとなると、あまり尖ったものは流せませんよね。デスメタルなんか流した日には生徒からも親御さんからも多方面から苦情の嵐です。しかし話題の曲なんかを流したり、個人的に好きな曲を流すと、他の生徒から「この曲を流して欲しい」というリクエストや、「放送BGMが個人の趣向に偏って私物化している」とかのクレームが飛んできそうです。放送委員や学校の先生の立場あれば、何も問題が起こらない、そして万が一突っ込まれた時の保険としてこちらが使えるのです。
「NHKみんなのうた大全集」からBGMを利用していますといえば、たとえ変なクレームが来ても「NHKのものを流しています」といえは説得力もありますし、そもそもクレームなんてこないですよね。
私立以外の公立・県立の学校であれば教員は余計リスクは避けたい所です。なおさらお墨付きのNHKみんなのうた大全集を流しておけば問題はないでしょう。
築年数があり結構古めの学校などでは、今でもコンピューターおばあちゃんが流れていることが多いのではないでしょうか。
この日の為に先に手に入れておいたみんなの歌大全集、コンピューターおばあちゃんを聴き比べ😊 pic.twitter.com/x5oiKCwdx9
— XSARA (@XSARA0630) July 17, 2020
理由その2 安定だから
学校の放送室には、放送用のCD、昔ならレコードがたくさん置いてあります。様々なイベント時等に流す用の音源ですね。
今のようにPCからクラウドでデータ管理!なんていうのはありえないので、曲を流す際には音源ディスクが必要です。最初から放送室にあるCDを使ったり、放送委員等が自分で好きな曲を集めて持ってきたりと形は様々です。
しかしお昼の放送は基本的に週5で1時間程度あるものです、いくら放送委員や他の人が好きな音源を持ってきたとしても限度があります。もちろんそういった場合は、学校があらかじめ最初から購入している放送室等に置いてあるCDやレコードを使うわけですよね。学校のような公的な機関が、最近人気のJPOPのCDを買うわけがありません、そもそもJPOPには旬もありますし。しかしNHKなら買うことは可能ですよね。むしろ公立・県立ならNHK買いますよね。そしてお昼の放送は長いからたくさん曲が入っているものを購入しますよね。
こうやって、安定的にコンピューターおばあちゃん旋風が全国的に広がるわけです。
コンピューターおばあちゃんが流れるということは、流す人に特にこだわりがないから・決まったBGMしか流せないから等の理由が考えられます。
コンピューターおばあちゃん
昭和生まれで小学校に通っていた方なら、お昼の給食時に流れまくってたはずw
今でもたまに、頭の中で流れる(笑) pic.twitter.com/KtHvwspUq3— 朝風⑤①🌠 (@Limited_Asakaze) May 27, 2020
理由その3 印象に残りやすいから
というか、そもそも「コンピューターおばあちゃん」というワード自体がパワーワードすぎるので、一度聞いただけで印象に残りますよね。
たくさん流れているようで、実は以外と月1回程度しか流れていなくても、一度流れた時の印象は強烈ですので、長い人生の中でも結構深く記憶されます。しかも歌自体でも「コンピューターおばあちゃん」を連呼していますし、他の歌詞は一体どういうものなんだ?おばあちゃんがコンピューターなのか?と興味を煽ります。
ファントムおじいちゃん
ファントムおじいちゃん
(コンピューターおばあちゃん)#築城基地航空祭 pic.twitter.com/5ggnTRD1Rf
— 土也 奚鳥 (@DIDODIDORI) December 8, 2019
以上それぞれの理由からコンピューターおばあちゃんが、なぜあんなに小学校の昼休みに流れていたのかを考察してみました。
もし他にも考えられる理由等ありましたらコメント欄にご連絡ください。