布団を干した後の匂いはカビが死んだ匂いではなく〇〇の匂いだったことが判明
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よく昔のことわざのように言い伝えられる1つの王道やりとり。

A「お布団干した後の匂いっていい匂いだよね、お日様の匂いっていうか」

B「あぁあれね、布団の中にいたダニが死んだ匂いなんだよ」

A「うっそ~マジでぇ~!?」

誰が言い出したのかわかりませんが、日本全国で行われているあるあるなやり取りですね。

たしかにお布団を天気のいい日に干すととてもいい匂いがしますよね。寝る時に干した後の布団に包まれると心地よく眠りに入れます。そして太陽光の紫外線によって中にいるダニが死滅するというのも間違ってはいません。

しかし本当に布団を干したあのいい匂いは死んだダニの匂いなのでしょうか?

布団の干した後のいい匂いの原因はセルロース

実はあの大手化粧品会社カネボウさんの研究によって、あの布団を干した後の匂いは、布団の綿などの繊維が太陽光によって分解されることにより発生するということが分かっています。

太陽光には紫外線が含まれていますよね、その紫外線が、布団の繊維を構成するセルロースという物質をわずかながら分解してしまうことでこの匂いが発生します。

このセルロースは紫外線によって分解されたり、そもそも太陽光の熱で温められることにより、脂肪酸やアルデヒド・アルコールという化学物質に分解され、その匂いがあの干した後の布団のいい匂いに繋がるわけです。

特にアルデヒドは微量でも香りが強い物質なので、それが布団の成分や自分の布団に染み付いた匂いと混ざっていい匂いに代わっていきます。

ダニがいない布団を干した中でも、この匂いが確認できたことからダニの死骸の匂いというのは無関係であることが証明されています。そして1つ残念な情報として、ダニは50℃以上で20分以上加熱し続けないと死滅しないです。

ダニを殺すのであれば、布団乾燥機等で高温で蒸し焼きにするか専用クリーニングに出すことをお勧めします。

これで布団のいい匂いに遠慮なく包まれながら幸せに眠れることが出来ますね。

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