【半分国有化】なぜか日銀が大株主となっている民間会社トップ10【日銀砲】
スポンサーリンク

日本中あまたにある株式会社。そんな数ある株式会社の中で、なぜか日本銀行が大株主と間接的になってしまっている企業がたくさんあります。

なぜ日本銀行が民間会社の株を買っているのか、そして日銀が大株主となってしまった企業TOP10を紹介します。

なぜ日本銀行が民間会社の大株主になってしまうのか

何故日銀が民間の株を買っているのか。ざっくりいうと、日本の企業を買い支えるためです。

不景気の金融緩和の一環としてETF(上場投資信託)の買い入れが2010年12月から始まり、残高上限4500億円から始まりましたが、現在ではETF保有総額が2021年3月末時点で51.4兆円ほどになっている状態です。買いすぎ。
日本は不景気のため、日本が上場している大手企業の株を買って株価を支えていたのですが、それを続けすぎでいつのまにか大株主になってしまったということです。

ETFという投資信託のため、直接的な株主にはなっていませんが、結局は国のお金で支えられていることになります。

日銀がETFを買い入れすることは「日銀砲」と呼ばれ、日銀砲のターゲットとなった企業は株価が一気に上がり、売られることも無いので優良株として認定されます。

日銀が大株主の企業ランキングTOP10

10位 東京エレクトロン …17.8%
9位 コムシスHD …18.9%
8位 日産化学 …18.9%
7位 日東電工 …19.2%
6位 トレンドマイクロ …19.3%
5位 東邦亜鉛 …19.7%
4位 太陽誘電 …20.1%
3位 TDK …20.6%
2位 ファーストリテイリング …20.7%
1位 アドバンテスト …25.2%

となっています。割合もやばいですが、特にヤバいのは2位のファーストリテイリング。ユニクロをやっている会社ですね。

現在の株価から予想される日銀のユニクロ保有金額はなんと約1兆円。驚きの金額ですね。

ファーストリテイリングの株価が現在約90,000円。1株でです。

普通は100株からしか購入できないで、最低でも900万円ないと変えない超高額な銘柄となっています。

日銀がこれを20%も保有しているとなれば、他の株主も安心して購入でき、より株価が上がっていくわけですね。

1位のアドバンテストは、あまり知られてはいませんが半導体や部品機械などを作る大手メーカーです。なぜこの銘柄を買ったのかは投資信託先の考え次第なのでわかりませんが、見てみると化学・工業会社が多いような気がします。

今日銀が保有している株を手放せば、日銀は大儲けですが民間会社は暴落の嵐で不景気になること間違いなしです。売らずにずっと抱えるのか、こっそりバレないようにちょっとずつ売っていくのか…今後の動向に期待です。

スポンサーリンク
おすすめの記事