昔から、ブラウン管テレビやラジオ、オーディオプレーヤー、ゲーム機等の調子が悪くなった際に、手で叩いてみて不調が直ったという経験は無いでしょうか
とりあえず不調になった機械を叩いたり揺らして直そうとするのは年代問わずあるのではないでしょうか
上記の動画では叩くと面白いように直っていますが、もちろん叩いても直らないケースはあります、しかし一部は叩くと何故か直ってしまうあの現象
叩くと直るというのは一体どういう仕組みになっているのでしょうか
目次
なぜ叩くと機械が直る場合があるのか
なぜ叩くと不具合が直るのか?物理的に機械を叩くだけで直るなんて、根性論みたいなものが機械にもあるのでしょうか
機械によって壊れた理由は本当に様々ですが、叩くと直る理由としては以下が挙げられます
叩くことで接点の接触不良が直る
よく例となるのがテレビなどのリモコンです。リモコンが効かなくなった!と思い、リモコンを叩くとちゃんと動作する…これは一体どういうことなのか
実はリモコン内の電池や回路内の接続が何かの拍子や経年劣化・ハンダクラックなどにより接点が悪くなっていて、叩くことによる振動により接点が良くなり復活するという仕組みです
家電や電子機器などは年が経つと、気温差や機械の発熱よる温度変化でハンダクラック(ハンダ割れ)が起きてしまったり、日常の振動により回路・端子の接点がずれたりして接触不良を起こす場合があります
父が「ついたり消えたりする」と投げ捨てたLGの27インチ液晶、電源基板一面がハンダクラックで満たされてたクソワロタwwwこれはだめだww pic.twitter.com/KrkehKAjQE
— SEF (@seflen) 2014年2月14日
そこで物理的に叩くことにより、ハンダクラックの場合は、クラックしたハンダに振動が加わり一瞬でも電気が流れればちゃんと動きます。電源を落とすとまた壊れてしまうというデメリットはありますが
叩くことで電気特性が変化して直る
昔のテレビに多いこの症状、叩いた際に機械内のコンデンサーに流れる電流量等の電気特性が一瞬変化し、不具合等によって見つけられなかった信号データを見つけることが出来ることによって直る という仕組みです
ハンダクラック同様に、1度叩いて直れば電源を消すまでは症状は大体出ませんが、電源を切ってしまうとまた壊れてしまうというデメリットがあります
エンジンかけるのに人力できっかけを与えてあげる必要があるが、一度エンジンかかれば止めるまではちゃんと動くような感じですね
叩くと直る電化製品たち
叩いて直ることはありますが、逆に叩くことで更に壊れてしまう場合ももちろんあります。
今の電子機器は中が精密になっていることが多く、叩くことでさらに症状は悪化する可能性もあるので、もし不具合などが起こった場合は諦めて修理屋さんへ持っていきましょう
最後に、調べている中で見つけた叩くと直る機械たちの動画を紹介します