スマホ・ガラケーのバッテリーの寿命は丁寧に使って約5年と言われています
今はスマホが主流の時代ですが、スマホが流行りだしたのは2010年前後から。
それ以前はガラケーと呼ばれる折りたたみ式の携帯が主流でした
携帯の機種変更をする際に、以前使用していた携帯は取っておく方が多いのではないでしょうか
とっておくのはいいけど久しぶりに電源を付けようとしても入らない。充電も出来ない。そんな状態になっていないでしょうか
なぜ昔の携帯の電源が入らないのか
それは「過放電」と呼ばれる現象で、携帯を長く使わないと、電池の残量が少なくなりすぎて保護回路が働き、充電が出来なくなってしまうことを指します
そもそも携帯に使われているリチウムイオン電池というのは、急に発火したり爆発したりする危険性があります。たまにニュースになっていますよね
なのでそんな危険性を排除するために様々な保護がかけられているのです。この過放電というのも1つの保護対応なのですね
今回はそんな文鎮と化したガラケーを復活させるイベントをやっていたので紹介します
イベントについて
AUの母体企業、KDDIが主催しているイベントです
簡単に何のイベントか説明しますと、電源が付かずに死んだガラケーを復活して起動させてくれるイベントだそうです
ここから先はHP内の動画で流れを見ていきます
イベント会場内の表示。今回は仙台でやっているようです。AUの携帯じゃなくてもOKというのがとてもいい所ですね
さらっと伝えられる事実。ガラケーのバッテリーが完全放電されるのは電池0%から1週間放置以降が目安だそうです。完全放電してしまうと充電を認識すら出来なくなってしまうとか
数年以上放置している場合は確実に完全放電されて電源が付かないでしょうね
携帯のバッテリーに、テスターという機械を取り付けます。さすが専用の機械、どんなタイプにも対応できるように充電端子がスライドして対応できるようになっています
電源復活を人で例えるならば、仮死状態の人間に電気ショックを与えるようなものらしいです。完全に電気が抜けて充電を認識すら出来ないバッテリーに強めの電気ショックを与えて充電が出来るようになるんだとか
中には電源は付いたのだけれど、パスワード入力等のオートロックが表示され困惑する人も
2011年の東日本大震災の際のメール。写真はバックアップをとっていてもメールは保存していない方が多いのでは
データはその場でプリントすることが可能です。復活した携帯はすぐに自宅で赤外線・SDカード等でデータを移したほうがいいですね
次回の開催は上記の通りとなっています。当日参加だと受付出来る保証がないので事前に予約することをお勧めします。
ちなみにこのテスターで復活出来るケータイは約2/3程度だそうで、全てのケータイが復活する訳ではないそうです。あくまでバッテリーが完全放電したときのみ出来る方法であって、水没や故障等ではこのイベントでは復活しませんので注意が必要です
意外と水没などで壊れていたことを忘れている人も多いんだとか
今すぐ復活させたい!どこかでやってないの?
このテスターさえあればイベントいかなくていいじゃん!どこにテスターあるの!と思い立ち調べてみました。
ありませんでした。はやり専門器具で市販されていませんしAUショップ的な所でもイベントは行っていませんでした。
残りは民間ですね。当たり前ですが、お金を払えば復活もしくはデータの救出をしてくれるサービスがあります、軽く調べるだけで出てきますね
14000円かかるそうです。これならAUのイベントで復活するかどうか試してみる方がいいかもしれません
もし電源が付かない原因が電池パックに絞られているのであれば、電池パックを買うのも1つの手段です。使用している携帯の電池パック型番を調べれば売っているかもしれません
こんな風に、アマゾンで機種名・型番を入れれば出てくる電池もあるので、この過放電していない電池を用いれば昔のようにまた使用できる可能性があります。
もしこれで電源が付かなかった場合は、携帯内部の回路が壊れていたり経年劣化によるハンダ割れ等の素人ではどうしようも出来ない問題かもしれません
そんな場合は諦めて民間業者等にお願いしましょう