繁華街や電車を利用していると、たまにこういった物を見かけないでしょうか
きな粉のような、おかくずのような、粉末状の茶色っぽい粉。
これは一体何なのでしょうか? 誰かがこぼしたのか? でもなんで色んな場所で?
謎は深まります、あのおが屑は一体何なんだ…
駅や繁華街で見かけるおが屑の意味とは
実はあのおがくず、嘔吐・吐しゃ物(ゲロ)に振りかけるものなんです
体調の悪い方や、酔っ払いが気持ち悪くなって吐いてしまったものを掃除するためにあのおが屑をまいています
固形物などが混ざったドロドロ系の液体を普通に掃除しようとするととても大変ですし、掃除した人に付着する場合もあります
嘔吐物や排泄物からノロウイルスが感染してしまったりすることもあるので敬遠したい所です
こういった感じで、嘔吐物等におが屑を撒いておが屑に水分を吸わせ、ボソボソっとした状態にしてからホウキでサッと掃除しています
水分が多いとお掃除が大変ですので、このように水分を吸わせてから回収すれば掃除がしやすいのです
初めて見た、おが屑入れ。メトロ早稲田駅にて。 pic.twitter.com/CPaYV3Ur7b
— なんパオ (@Itnok30987) 2017年8月27日
駅によっては、このような「おが屑箱」という物が存在します
もちろん中身は大量のおが屑
すべての駅にあるわけではありませんが、駅によってはこういったおが屑を用意して、スムーズにおが屑が使用できるように常備しています
またおが屑は嘔吐物等の掃除だけではなく、駅構内の漏水を食い止める際などにも使用されているそうです
抜群の吸水性をもつおが屑、薬品でもないしお値段もお手軽だしまさにうってつけの対策グッツというわけです
Amazonでもおが屑は売られています。40ℓ×2で約2000円、おが屑にもこんな使い方があるのですね
たまに駅構内等でおが屑を見つけるのは、駅員が掃除した後の残りや、駅員がおが屑を撒いてその後の回収を忘れてしまったかのどちらかでしょう
おが屑はもう古い?新嘔吐物処理材「アクセスクリーン」
おが屑のデメリットとしては、粉状なので掃除した後に「多少おが屑が残ってしまう」という点です
水で流せない場所などは綺麗に掃除しないと掃除跡がずっと残ってしまい、掃除した後のようなものが汚れとして残ってしまいます
この新しい嘔吐物処理材「アクセスクリーン」は、 JR東日本グループの東日本環境アクセスが2017年6月に、JR東日本コンサルタンツと共同開発した専用の嘔吐物処理剤です
駅によっては2つを使い分けている所もあり、電車内であれば「アクセスクリーン」、駅構内であれば「おが屑」と場所によって使い分けていることもあるようです
細かい凸凹があるような場所ですとおが屑の方が綺麗に吸着できますし、電車内のような床が平たんで水を撒いて掃除しにくい所にはアクセスクリーン、という使い分けの様です
1つ1つの粒が大きいですので掃除し残すことはありません。動画を見ると全部吸着しきれていない気もしますが、もっと量を使用すれば綺麗にとれるんではないでしょうか
居酒屋さん等や、駅前などの繁華街などにあって嘔吐される場合は、おが屑やこういった嘔吐物用の掃除するものがあったほうが便利ですね