家電量販店で最近見かけるスマホの急速充電器。通常の充電器よりもアンペア数が高く充電が早くなるという製品ですね
店頭でよく見るのは2Aや2.4Aというもの。私の自宅にあるドコモ純正の充電器は0.8Aとの文字が。これはもしや約2~3倍の速さで充電できるのでは?
すごい!充電早くなるなら買わなきゃ損でしょ!と思うのですが、何点か気になることが出てきたので、今回も詳しい話は置いておいて気になった内容の結果だけざっくり調べます
目次
急速充電はスマホのバッテリー寿命を短くしないか?
ネットの海を見て調べてみます。各所で色々議論されているようですが、ある程度落とし所の意見がまとまっているので紹介します
・急速充電だからといって通常充電よりバッテリー寿命が縮まることは無い
・急速に関わらず充電・放電を繰り返すと寿命は縮まっていく
・充電する際の温度に注意。動画閲覧やゲームで負荷をかけつつの充電が特に寿命を縮める
という感じです。急速充電だからバッテリーが劣化するというわけではないようです。バッテリーはとにかく熱に弱いので、急速だろうが低速だろうが充電中にスマホが発熱するような負荷をかけること(動画視聴やゲーム等)は極力避けましょう という内容がいろんなサイトに多々書かれていました
2Aにしたら1Aの充電器の2倍充電時間が早い?
これは計算で算出してみます。
3000mAhのバッテリーを内蔵しているスマートフォン
充電係数1.4として1Aと2Aでの充電時間を計算しますと
●1Aの充電器で充電
3.5×1.4÷1 = 4.9時間 = 4時間56分 = 296分
●2Aの充電器で充電
3.5×1.4÷2 = 2.45時間 = 2時間27分 =147分
ということで、これを割ると296÷147 = 2.013倍
計算式を入れると分り辛いですが、要は単純にアンペア(A)が2倍になったら充電時間は1/2になるということです。
3Aの充電器であれば、1Aの1/3の一の時間で充電が出来ます。
アンペア(A)というのは水道のホースの太さ様なもので、ホースが太ければ太いほどたくさんの水(電気)を供給出来ますよね。あとは受け入れ先のスマホがその供給に耐え切れば2Aや3A等の高速充電が可能になるわけです
私のスマホ、急速充電しても大丈夫なやつ?
充電器が2Aなのはいいけれど、私のスマホ古いし急速充電に耐えきれるのか心配…と思う方もいるのではないでしょうか、スマホのタイプ別に調べて見ますと
Androidのスマホ
アンドロイドのスマートフォンにはQuick Charge、もしくはSuper Chargeというオリジナルの急速充電規格が搭載されています。それが搭載されているスマホは急速充電器を使って充電しても大丈夫ということになります
Quick Chargeを搭載している主なスマホメーカーは以下の通り。
Sony(Xperia Z3など)
Samsung(Galaxy S8など)
HP(Elite x3など)
ASUS(Nexus6など)
BlackBerry(BlackBerry Privなど)
LG(G6など)
Motorola(New Moto X by Motorolaなど)
HTC(HTC U11など)
「HUAWEI P10 Plus」や「Mate9」といったHUAWEI社のスマホには、Super Chargeが搭載されています。
こちらのサイトに搭載している機種の一覧が載っています
Qualcomm
Appleのiphone
iPhone 6 1.4Aまでの充電に対応
iPhone 7 2Aまでの充電に対応
iPhone 8以降 3Aまでの充電に対応
となっています。そこそこ新しい機種であれば殆どは対応していると考えていいでしょう
iPhone 8以降はワイヤレス充電Qi(チー)に対応していますが、ワイヤレスはどうしても有線に比べて充電速度が劣ります、
急速充電に対応していないのに急速充電したらどうなるの?
残念ながらもれなく爆発します。
嘘です。電流の値をいくつで受けれ入れるかはスマホ側が制御で決めていることなので、1Aまでしか対応していない機種に2Aの充電器を使用しても1Aしか流れません
例えるならば、1人乗りのジェットコースターに2人は乗れないのでもう一人は諦めて次を待つということです。でもたまに待てないやつが無理矢理乗ってきて大事故に…ということもあるかもしれません。
まとめ
まとめますと、急速充電器に特にデメリットは無いようですね。スマホが対応しているのならアダプターも急速充電に対応したものを買うと時短になるようです
いつの日かピッ!とタッチするだけで0%から充電MAXになる未来技術が出来るかもしれません
それともフリーWIFIスポットのように、無線でフリー充電スポットとかも出来るかも?
今後の未来の技術の進歩を考えると楽しいですね