新型コロナウイルスと花粉症の季節が重なり、年明けから品薄状態が続いているマスク。
こちらは品薄になる前から家に常備しておいたストックのマスクです。
今やマスクはUFOキャッチャーの景品にされるぐらい品薄状態が続いています。
そんなマスクですが、毎日使い捨てでもったいない…と思うことはないでしょうか。品薄の状態のマスクなのに、1回使ったら捨ててしまうのは怖いですよね。
出来れば洗えば何度でも使えるようなマスクが1個あれば、品薄状態も関係ないしMYマスクとして愛着がわきますよね。
実際に布で出来た何度も使えるマスクも市場には存在します。
では一般的にみなさんが使っている・売っているあの白い使い捨てマスクは洗って何度でも使用できるのでしょうか?
まずマスクの箱に「本品は使い切りタイプのマスクですので、選択しての再利用は出来ません」と否定することが書いてあったので、見なかったことにして続けます。
こちらのマスクの原料は「ポリプロピレン不織布」とあります。
ポリエチレン・プリプロピレンとは、おなじみ高分子化合物(プラスチック)の中の一つです。ペットボトルの原料の親戚ですね。
この素材をとても薄く糸状にして、無規則に固めた綿のような状態のことを不織布と呼びます。
なぜ不織布なのか、それはコストがかからなく安くできるからです。またマスクのような呼吸しつつ花粉などは防ぐフィルター目的であれば、とくに規則的に織る必要もなく、呼吸出来る程度に密度が高ければいいわけです。
なぜ私が不織布に注目したのか、それはこちらのサイトにこう書いてあります。
不織布はその製法上、織物や編物よりも耐久性が低いので、何度も繰り返して使用する用途には向きません。
耐久性が低く、マスクを使っている方ならわかると思いますが、マスクを長い時間使っていると毛羽立ってきてチクチクするんですよね。
それは不織布のポリプロピレンが使用されるごとにほぐされ、整えられた表面が崩れてしまっている状態だからです。(=耐久性が低い)
さらに使用すると、どんどんとマスクが痛み、ポリプロピレンほぐされ、繊維の間の隙間が広がりマスクとしてのフィルター機能が下がってしまうわけです。
しかしマスクが手に入らない以上、多少の性能は落ちてもつけないよりはマシなのに変わりはありません。
Youtubeでは使い捨てマスクの再利用する際の消毒方法などが挙げられています。
こちらの方も動画説明欄に書いてありますが、あくまでマスクが手に入らない時用の緊急手段として説明しています。
次からは、こういったマスク不足に備えるために、洗って再利用できるマスクを購入したり、使い捨てマスクの買いだめが求められますね。