プラスチックはなぜ自然に分解され無くならないのか調べる
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目次

プラスチックは自然に分解されないので様々な問題が起こっている

近年問題となっている海洋ゴミ、その海洋ゴミの殆どがプラスチックが占めています。

以下の動画では、いかにプラスチックが海で拡散されて生体に影響を与えているかが説明されています

 

ざっくりと動画の内容を解説していきますと

プラスチックごみ

2017年時点での世界のプラスチック生産は約3億トン以上。

3億トンと言われても全く想像がつかない重さなので、他の物と比較しますと、東京スカイツリーの重さが約4万トンですので

割り算しますと、毎年東京スカイツリー7500個分のゴミが出ているという計算になります、とてつもない量ですね

 

死んだ鳥の体内からプラスチック片

浜辺で死んでいたミズナギドリ、そのミズナギドリを解剖すると胃はパンパンになっており、中には234個のプラスチック片が出てきたとあります

鳥が食べてもプラスチックは分解されずに固形のまま残り、排出されずに鳥を苦しめています

 

ピータートムソン

動画の最後に「海中のプラスチックと魚の重量は2050年には同じになる」という言葉があります。魚を捕ろうとしたら、半分がプラスチックだったという日がくるかもしれません

なぜプラスチックは分解されないのか

ここからが本題です。海洋を永遠に彷徨ったり鳥の胃の中にいても分解されていないプラスチック。なぜ自然に分解されないのかを調べます。

まずプラスチックは何で出来ているのか

プラスチックの主な原材料は「石油」です。海中から抽出した原油はガソリン・軽油・重油等様々な形で分離されていきますがその中の「ナフサ」と呼ばれる石油を分離させたものが原材料となっています

トウモロコシなどのデンプン由来のプラスチックもありますが、コストが高く一般的なプラスチックは石油が原料になっています

 

プラスチックはどうやって作っているのか

ざっくりと手順を言いますと、先ほどの石油から生成されたナフタを固形状に加工し、それを一度熱で溶解させてまた再生系を行うとプラスチックが作れます。

プラスチック製品ですと、ビニールやペットボトル、バケツや箱など様々なものがありますね

 

ではなぜプラスチックは自然に分解されないのか

それは、プラスチックを分解できる微生物がいないからです。プラスチックは人工的に作り出されたものであり、自然界にその人工物を分解してくれる微生物がいないということです。

いくら山に埋めようが海に捨てようが、そのプラスチックは変形したり割れたり形は変わるかもしれませんが、何年たっても分解せず残ります。

逆に分解される微生物がいないからこそプラスチックは耐久性があり、水道管のように地中に埋めても長持ちもするのですが

 

使用済みのプラスチックはどうなるのか

自然に分解することが出来ないプラスチック。それはゴミとして出された場合どうなるのでしょうか。これもざっくり知らべると以下手法で処分されています

リサイクルする

よくペットボトルのリサイクルBOXや別途ボトルキャプ回収等目にしますね。セブンイレブンでも都内でペットボトル回収サービスをやってます。以前記事にも書きましたね。

形は変われど同じプラスチック用品として再利用できるのはとてもいい利点ですね。

 

焼却処分する

最終手段ですね。汚れがひどいプラスチックなどは可燃ゴミとして処分されます。

プラスチックは完全燃焼させると二酸化炭素と水、熱エネルギーに変換されます。昔はダイオキシンが発生してガンになる等騒がれていましたが、焼却技術の向上により健康に問題ない程度しか排出されていないそうです。

 

最後に

1記事では書ききれないほど大きな問題となっている廃プラスチック問題。

捨てる際は決して海や山等にポイ捨てするのではなく、指定のゴミ捨て場に分別して捨てないと、そのポイ捨てしたプラスチックは永遠に分解されることなく存在するので決してすることの無いように気を付けましょう

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