ホストと5・7・5・7・7の川柳、最も相反するものだと思いますが、そんな中「ホスト万葉集」という書籍が発売されました。
発売されるや否や軒並み売り切れが続出しているこの本。面白そうですよね。
意外とこういった特定の職種やグループの俳句やシリーズ等は多く、時たま話題になっていますね。
上記記事でもご紹介したように、サラリーマン川柳が有名どころでしょうか。
個性というか、その業種等の現場の声をユニークに詠ったものが多く、読んでいて面白いですよね。
それではいくつかネットで公開されているこのホストさんが作った川柳を見てみましょう。
楽しいな パリピピリピリ ピッピリピ 昨日の記憶一切ねえわ
ものすごく楽しそうな様子は伝わってきますね。この途中のパリピを擬音にしたような言葉がたまりませんね不思議と元気が湧いてくる不思議な川柳です。
歌舞伎町はね 皆違って皆いい でもグッチばかり何故だろう?
早速5・7・5・7・7の形を壊しにいってきましたが、なかなか感慨深い川柳です。あえて気づいていない上での皮肉ともとれます。
我慢して 我慢に我慢に我慢して やっと卓抜け出したおしっこ
中学生の夏休みの宿題で川柳を出させられた時に、やる気がなく1分ぐらい考えて作ったようなあの時のような懐かしい感じがしました。
「コロナだし」行かない理由を探してた 嘘でなくて本当でもない
この中で一番深みのある川柳だと思います。時事問題とホストの実在を織り交ぜたセンスのある川柳ではないでしょうか。
ホスト目線の詩でもあり、お客さん目線の詩ともとれる色々としかけのある川柳です。
「彼氏みたい」はしゃいだ君と笑う日々 知らなかったよ、結婚してるの
こちらもホストならではの川柳です。騙されていたのか、いろんな背景やシーンを想像させるいい川柳です。