なぜ駐車場には砂利敷きのタイプが多いのか?

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都心ではあまり見ませんが、住宅街や地方ではよく見る砂利敷きの駐車場。

なんとなく固定概念で、あぁここの駐車場は砂利ね…と何も気にせずにそのまま平穏な日々を過ごしておりますが、立ち止まって考えてみると、なぜこの駐車場だけ砂利なんだ…と気になってしょうがなくなります。

普通に考えてコンクリートかアスファルト舗装だよね?なんでなんで砂利にしているの?

理由は以下に…

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理由その1 施工が安くて早いし撤去も簡単だから

駐車場というのは、その土地の地主が車を止める土地を貸して、その対価として月々の駐車場代を貰っている立派なビジネスです。

ではその一番最初、駐車場を作る所から考えます。

何もない更地の土むき出しの土地から駐車場を作るとなると、車をとめるための平地にするための掘り返したり埋めたりする整地作業は必須です、もちろん素人では難しい作業です。

整地をした後は、砂利だけにするのか、コンクリか、アスファルトかで費用は変わってきます。ざっくり見てみますと

●砂利のみ
整地した平地に砂利をまいて慣らすだけ。とても早い。素人でもホームセンターで買って施工が出来ます。良く住宅街の月極駐車場は砂利のタイプが多いですよね。管理が企業ではなく個人のものに圧倒的に多いです。

仮に全て業者に任せたとして、車1台15㎡分の面積の施工でかかる費用は約2万程度。

 

●アスファルト舗装
こちらはマンションや有料駐車場ではあたりまえのタイプ。砂利よりは手間がもちろんかかります、よく道路工事で専用機械やロードローラを使って押し固めているのを見ますよね。お金も人も手間も砂利よりはかかります。

こちらも全て業者に任せたとして、車1台15㎡分の面積の施工でかかる費用は約9万円前後。圧倒的に砂利が安いですね。

 

●コンクリート舗装
よく自宅の駐車場だったりスーパーやデパート等にあるタイプです。

もちろんここまでくると自前での施工は厳しいです。よく工事現場などでコンクリ車が生コンクリを流し込んでるように、コンクリを用意して敷き詰め、乾いて固まるのを待つ必要があります。

同じく全て業者に任せたとして、車1台15㎡分の面積の施工でかかる費用は約15万円前後。コンクリ敷の駐車場は高いのです。ありがたく駐車しましょう。

 

常軌から見てわかるとおり、砂利タイプというのは圧倒的に初期費用が少ないのです。

住宅街中にあるような駐車場は、個人の土地だということも多いので、コストを抑えているという理由が一番でしょう。

また砂利をひいただけであれば、撤去も圧倒的に簡単でコストもかからないです。駐車場は空いた土地の一時的な活用として使われることもあるので、将来的には別の物を建てる、誰かに売買したいという思惑があれば、砂利で済ますほうが得策でしょう。

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理由その2 防犯対策になる

よく一軒家の住宅周りを砂利を敷く方も多いでしょう。

砂利はその名前の通り、踏むと「ジャリ…」という音がしますよね。その音が防犯対策になるのです。

特に街中の駐車場であれば、駐車場が民家やアパートに隣接しているというのはよくあるパターンです。

砂利であれば、もし駐車場が通り抜けの道となっていても、自転車は通りづらいし人も歩くのを躊躇するでしょう。意外と砂利は効果が多いのです。

他にも小さいメリットとしては、車も飛び石が怖くてあまりスピードを出して走ることが出来ない、水はけが良いなどの理由もあります。

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砂利によるデメリット

もしかして砂利最強?と思えるかもしれませんがデメリットだってあります。細かいことですが書き出すと結構あります。

・砂利が大雨などで敷地外に出ていったり量が偏ってしまうので、定期的な慣らし・補充が必要
・雑草が生えるので定期的に草むしりが必要
・ベビーカーや車いす、ヒール履いている人や足元が悪い人が入りづらい
・飛び石による車の傷付け(車高が低い車は無理)
・砂利なので靴が汚れてしまう

等々。あとは単純に安っぽく見えてしまうという点ですかね、実際安いですが。

 

こういったメリット・デメリットを天秤にかけて、一番メリットが多い方法をとった結果、住宅街にはこういった砂利の駐車場が多いのだと思います。

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