炭酸ジュースは好きだけど、健康のことを考えて炭酸水に移行したり、炭酸は飲みたいけどジュースは飲みたくない人にも最近流行っている炭酸水。
色んなフレーバーが出ていたり、強炭酸や微炭酸などいろんな種類が出ています。
そこで1つ気になるのは、なんで炭酸水は少し苦いのか?ということ。特に炭酸水飲み始めの頃はよく思います。なぜただの水のはずなのに苦いのか?
もしかして炭酸(二酸化炭素)って苦いのかな? そう思って炭酸が抜けたあとのいわゆる水の状態でも飲むと苦いのです。
結局炭酸水って炭酸が抜けようがどちらでも苦いじゃん!ではなぜ炭酸水が苦いのかを解明します。
目次
炭酸水が苦い理由その1 炭酸水素ナトリウムが入っているから
炭酸水素ナトリウムというと難しいですが、いわゆる「重曹」です。
重曹に水を加えると泡立ってきますよね。水に炭酸水素ナトリウムを入れて炭酸を発生させている炭酸水の場合、多少なりとも重曹の味がして苦いわけです。
掃除にも使えるし食べ物にも使える万能な重曹伝説はすごいです。
重曹自体の味を知らない人には、直接この苦さが伝わらないかもしれません。
自分が飲んでいる炭酸水に炭酸水ナトリウムが入っているかどうかは成分表を見ればわかります。
こちらのサンガリアの炭酸水も、成分表には
- 原材料:炭酸水素Na、クエン酸Na、グルコン酸Na、グルコン酸K と書かれていますね。
炭酸水素Naというのが、炭酸水素ナトリウム=重曹です。後味が苦いのが濃厚になります。
その他にも添加物が入っていますので、もう単純な水ではないようです。
炭酸水が苦い理由その2 硬度が高いから
成分表には炭酸水素ナトリウムなんて書いてない!なのに苦い!
これは良く学校で習う内容ですが、水には硬度というものがあります。
水の中にどれだけカルシウムやミネラル分が含まれているかという指標ですね。
日本の水はミネラル分が少なく軟水と呼ばれています。日本は小さい島国ですので、雨が降っても少しの距離を伝ってすぐに川や海へ流れ出てしまいます。その分水には溶けているミネラルが少ないので、味も無くやわらかくて優しい水です。日本産の天然水であれば大体は苦くないですが、アルプス系からの採取した水だとミネラルが含まれわずかに苦みを感じることがあります。
しかし海外では硬水であるケースが多いです。広大な大地でゆっくりと時間をかけて水が降りてくるので、山のミネラルをしっかり溶けだして凝縮した水になっています。
なので、そもそもの水が苦いわけです。海外産の炭酸水 ペリエやゲロルシュタイナー等の炭酸水はそもそも苦いわけです。
ミネラル分が多いとより炭酸を多く溶かし込むことが出来るので、硬水を使った炭酸水は少なくはありません。
こちらのアイリスオーヤマの炭酸水も、詳細を見てみると
- 原材料:水(鉱水)/炭酸 とあります。
添加物や炭酸ナトリウムは入れていないけど、鉱水なのでミネラル分を多く含んています、よって多少なりとも苦いと思います。
ただしものによっては軟水か硬水か書かれていないものもあるのでご注意を。
炭酸水が苦い理由その3 塩が入っているから
水に塩分をいれると、より炭酸を溶け込ますことができます。
よって通常よりも炭酸が強い強炭酸水などにはこういった塩分が入っているケースがあります。
上記のコカ・コーラから出ているこの炭酸水の成分表には
- 原材料:炭酸、クエン酸Na
とあります。クエン酸というのはあのレモンの酸っぱい味がするやつで、Naというのはナトリウムです。ナトリウムは塩のことです。
要は塩が少し入っているということで、えぐみが出て苦いと感じる仕組みです。これからは成分表を見れば苦いのかどうかがわかりますね。
苦くない炭酸水はないの?
上記から、成分表を見れば苦い炭酸水かどうかは見抜けるようになったと思います。
では純粋に、水に二酸化炭素を入れただけで、苦みのない炭酸水はないのか。
現在一番飲みやすい炭酸水として進められているのはVOXの強炭酸水です。
日本で採水された水に二酸化炭素を溶かしただけの、完全なる強炭酸水なので、すっきり苦みが無く飲みやすいと人気になっています。
デザインもいいですね。コーラなどのフレーバー付もあるので、ジュースからシフトしたい人たちの入門編としてもお勧めす。
強炭酸のいい所は、振って炭酸を抜けば弱炭酸になることです。大は小を兼ねます。直接飲まずにコップに注ぐだけで炭酸は結構抜けますので、強炭酸が苦手な人でも強炭酸を買った方がいいです。