よく昼寝する時や電車などの外で寝てしまう時、体がビクッ!となってしまうことはないでしょうか。
夜の入眠する際より、いつも寝る布団以外での比較的浅い眠りだったり姿勢が寝る形ではなかったりする際に起こりやすい気がします。学生時代の授業中に寝てしまった際や電車で疲れ果てて寝ている際に良く起こる現象ですね。
人間だけでなく、犬や猫でも同じような動作をみるときがあります。あのビクッ!という動作には一体何の意味があるのでしょうか。
生物学的に何か意味のあること?なのでしょうか。
寝る時体がビクッ!となる現象は「ジャーキング現象」
まずこの現象には「ジャーキング現象」という名称がついています。病気でもなければ、あなただけにしか起こらない現象でもないので安心してください。みんなビクッっとなっていますから。
このようにハムスターやうさぎですらなる生理現象です。
一体なぜこのような変な動きが起こるのか。
一言で言えば、脳が出す寝る時の小さいエラーみたいなものです。
もう少し詳しく言うと、睡眠状態に入った際にノンレム睡眠からスタートし眠りが深くなるとレム睡眠へとします。そこでうまくそのレム睡眠への移行が出来ないと、脳が体のバランスを崩した!という間違った神経伝達を行う事によって体の筋肉を収縮させる事で発生する動作です。
このジャーキングが起こる時って、「うわっ!落ちる!」みたいな錯覚が起こりますよね。脳からの信号でこういった錯覚を見つつ体がビクン!となってしまうのでしょうか。脳って怖い。
このジャーキングは全年齢の男女関係なく発生する生理現象なのでまったく気にするものではありません。
このジャーキング現象は
・寝るのに適していない環境・姿勢で寝ると発生しやすい。
・眠りが浅い状態が続くと発生しやすい。
・疲労、ストレスを多く抱えていると発生しやすい。
という共通の発生しやすい条件があるようです。
もしかしたらジャーキングは、脳からの「もっといい環境で寝ろよ!今のままだといい睡眠とれないぞ!」というシグナルなのかもしれません。