みんな大好きマクドナルド。マックって呼んだりマクドって呼んだり。
もはやマクドナルドに行ったことがない人を見つける方が難しいほど我々の生活の中に溶け込んでいるマクドナルド。大体の駅前にお店があって、休日はいつも賑わっているイメージです。
そんなマクドナルドのテイクアウト。においをかげば一瞬で「あいつマクドナルド持ち帰ってるな…」とわかるぐらいのにおいを発します。
臭くはないし、むしろそのにおいを嗅ぐとマクドナルドへ行きたくなるような効力のあるにおいですよね。中には嫌いな人もいるようですが、個人的にはいいにおいです。
しかし車の車内で食べれば一瞬で車内の匂いがマクドナルドになりますし、テイクアウトした人が前を歩いているだけで強烈なマクドナルド臭がします。私はマクドナルドを持ち帰りする際は電車やバスには極力乗らないようにしているほどです。
あの誰でも経験したことのある香辛料?とはまた違う「マクドナルド特有のにおい」は一体何から発せられているのでしょうか?
もし分かれば、家でもあのにおいを作ることが出来るかも? とりあえず調べてみます。
マクドナルド特有のにおいの正体は
ハンバーガー、ポテト、ドリンク、紙袋…一体あの素敵なにおいを発しているのはどれなのか?
結論からいうと、あの独特のにおいを発しているのはポテトです。ハンバーガーや紙袋ではありません。たしかにポテトは大体の人が買うし、ポテトはお店で揚げているのでセットの中でも一番温度が高いからにおいを出しそうですよね。
そしてさらに厳密に言いますと、あの匂いはポテトと、ポテトを揚げる際の油のにおいが混ざったにおいです。
一体どういうことなのか、もう少し詳細に説明していきます。
マクドナルドに使われている油とは
マクドナルドの公式HPには、ポテトを揚げる際に使われている油は「牛脂とパーム油のブレンド油」と書いてあります。
牛脂はよくスーパーのお肉売り場に無料で置かれていますよね。名前の通り牛の脂身の部分です。よくステーキやすき焼きでお肉を焼く際につかう牛脂、動物性の油ですね。
たしかに牛脂に火を通すといいにおいがします。しかしそれだけではマクドナルドのあの特有のにおいにはなりません。ステーキ焼くときにマックのにおいはしませんよね。
もう1つのパーム油。こちらはあまり馴染みのない油ですね。
パーム油とは、アブラヤシと呼ばれる植物から精製したオリーブオイル等と同じ植物油です。ヤシという名前がついている通り、熱帯の地域で栽培されるヤシの木の仲間です。意外と身近で使われているメジャーな油なんです。
パーム油は、マーガリンやチョコレート、アイスクリームなどの口当たりよくする為に使われたり、ポテトやポテトチップス・カップラーメンなどをカリッっと揚げる用の油としても重宝されています。
パーム油も温度があがることで、特有のにおいを発します。しかしパーム油だけではあのマクドナルド特有のにおいにはなりません。
そして単純にポテトのほくほくのにおい。ジャガイモって蒸かしたり熱を加えるとうっすらいい匂いがしますよね。サツマイモとかの方が分かりやすいでしょうか。
まとめ
上記を足し算で考えると、牛脂とパーム油でポテトを揚げるとあのマクドナルド特有のにおいがするというカラクリです。
牛脂やパーム油でポテト以外を揚げたり、逆にポテトを他の油で揚げてもマクドナルドのポテトのようなにおいにはならないでしょう。
自宅で再現するならば、牛脂とパーム油の配合比や揚げ温度を研究しつつポテトを揚げれば再現できると思います。
更にマクドナルドのポテトは、実は工場で1度揚げられたものを冷凍して、店頭で2度揚げする方法で作られています。(公式サイト参考)
通常の揚げる方法よりも、2度油を通すので、油のにおい成分がより強くなっているのかもしれませんね。